格安SIMについて (IIJMIO)
格安SIMを使用し始めて1年以上経過したので、契約前から今までの状況をまとめてみた。
以下のまとめは「諸事情でガラケーも必要」だが、「通話・メール・データ通信」は元々そんなに使っていない私のような人に、少しは参考になるかもしれない。
SIM選びの参考になった本
「激安SIMと格安スマホではじめる”月500円”からのスマホ生活! 宝島社」
この本は、初心者の疑問に思うところを丁寧に説明してあり、メリットだけではなく、デメリットもキッチリと書いてあったため、格安SIMに対する知識を養うのに、非常に役に立った。読了後に、格安SIMを契約。
新しい本が出ている模様。
契約した格安SIM
Iijmio(アイアイジェイミオ)の、データ通信専用SIM、タイプD、3GBミニマムスタートプラン 月額900円(税抜)。
契約は最寄りのイオンで行った。こんな感じのパッケージを、レジ店員に手渡す。
現在の取り扱い店舗は、IIJMIOのこのページから検索出来る。
なぜIijmioを選択したのか
クーポン(高速通信容量)があり、必要に応じて速度切り替え(高速と低速)が出来、余った分を翌月へ繰り越せる機能(最大6GBまで)が魅力的だったから。
クーポンのON/OFF設定は、「みおぽん」というスマホアプリから行う。
月々の金額がどうなったのか
新
格安SIM 972円+docomo携帯(ガラケー)約1,700円=月々合計約2,700円
旧
機種代(iPhone 5)分割払いで、月々9,000円程度(機種代分割終了後は、月々7千円程度。)
年額で見る*1と、キャリアスマホは84,000円、ガラケー&格安SIMは32,400円、差額は51,600円にもなる。
1年たてば、スマホが分割ではなく、一括で買えるほどの価格差。2年経つと、程々の性能を持ったパソコンが買えてしまう。
データ容量と速度はどうなのか
データ容量
以下の使用状況の場合、クーポンをONにしたままでも、常に6GB近い容量が残されている。
毎日
SNS、メール、天気予報のチェック
週に数回
地図ナビゲーション、路線・飲食店検索
月に0~1回程度
遠出した際は、iPad miniとテザリングして、1~2時間程度ネットサーフィン(動画視聴あり)。
速度
常にクーポンをONにした状態で使っているが、平均で言うと「まずまず。」
クーポンのON、OFFどちらを選択していても、使用する時間帯と場所によって速度差が激しいので、体感速度はほぼ変わらない。
しかし、平日の正午は、高速通信のクーポンをONにしていても、劇的に遅くなりがち。ネットに繋がらないこともある。突然圏外になってしまうことも。
地域差によるのだろうか。改善して欲しいところだ。
今までに困ったこと
今年に入ってから、スマホの機種変更に伴うSIMカードのサイズ変更(MicroSIMからNanoSIMサイズへ)を行うことになった。
自分でNanoサイズに切断するか、新しいNanoSIMを送ってもらうかという、2つの方法があり、私は後者を選択。
Web上で変更したのだが、説明が分かりづらくて、変更手続き完了までに、かなりの時間を要した。
また、新しいSIMカードが届くまで、変更手続きがうまくいっているのかどうかも分からず、不安だった。
ガラケーとの2台持ちで良かったこと、そうでもないこと
メリット
- キャリアメールが使える。
ガラケーのみ使用していて、キャリアメールのアドレス以外からの受信をブロックしている人とも、交流可能(私がガラケーを維持する諸事情はコレ)。 - ガラケー自体のTEL番号で、LINE初期登録時に必要なSMS本人確認ができるため、格安SIMは、SMS機能がないものを選択出来る。
(月額140円加算、年間1,680円の節約。)
デメリット
- 常に2台を持ち運ばなければならないので、かさばる。
格安SIMが合うタイプと合わないタイプ
「浮いたお金を他に回したい、そのためなら労を惜しまない」人
「格安スマホに変えたら、2年後パソコンが買えたり、旅行が出来たり、豪華な食事を何度も楽しめる程に、支払の価格差が出る。」と聞いて、心踊る人は、デメリットに目をつぶれるだろう。
「自分の時間が大切で労力を使いたくない、安定した品質とサービスを受けたい」人
いちから新しいことを勉強するのはただでさえ面倒なのに、困ったことがあっても、面と向かって聞ける相手がいない。
また、通信も安定しているとは言い難い。安価より安心を取るなら、断然三代キャリア(docomo、au、Softbank)のいずれかと、契約した方が良いだろう。
以上の理由で、格安SIMは、まだまだ全ての人に勧められるものではないと思う。
*1:1機種代分割終了後の計算