ラベルライター brother P-TOUCH CUBE PT-P710BT その3 (比較編)
始めに
この記事はP-TOUCH CUBE PT-P710BT(2018年発売)と、これまで使用していたキングジム テプラ SR220(2005年発売:キーボード付き)を比較するという、圧倒的に後者が不利で理不尽なもの。ご参考までに。
本体
厚みはP-TOUCH CUBE PT-710BT(以下、ピータッチ)が約7cm、テプラSR220(以下、テプラ)は一番厚い部分で約6cmだった。
重量はピータッチが580g(充電池なし)、テプラが560g(電池・テープなし)と、電池なしの場合、前者の方が重い。
全体のサイズは、キーボードが付いているテプラの方が、当然大きい。
テープ(幅9mmで比較)
厚みは
テプラの方が厚い。
重ねて見ると
横幅(?)はピータッチの方が長い。
印刷
それぞれの機器を使ってラベルを作成、印刷してみた。
使用テープと設定
テープ幅:9mm
テープ色:透明
文字色:黒
テープの長さ指定:55mm
文字サイズ:出来るだけ大きく
使用フォント:TBゴシックSL(ピータッチ)、ゴシック(テプラ)
文字配置:センタリング
余白:狭い(極小)
ピータッチは仕様により毎回約23mmの余白印刷を挟むため、全長約78mmになる(印刷部分は56mm)。テプラは全長57mmだった。*1
ただし、設定可能な最大文字サイズはピータッチより小さかった。
解像度はピータッチが180dpi*180dpi(スマホアプリ使用時)、テプラが180dpi(64dot)で、ほぼ変わらない。
まとめ
解像度に大きな違いはない
現行のテプラエントリーモデル(SR170)も180dpiのままである。*2
2005年から15年も経っているが、ほぼ変化がなくてびっくり。
テープはテプラの方が経済的で、どこでも買える
上記比較の通り、P-TOUCH CUBE PT-P710BTは毎回余白が発生するので、テプラの方が財布に優しい。また、テープ価格もテプラの方が安く、入手し易い。*3。
<Amazon販売価格:2020/08/15現在で比較>
ピータッチ:テープ幅12mm 長さ:8m 白・黒字 813円(税込)
テプラ:テープ幅12mm 長さ:8m 白・黒字 710円(税込)
よく使うテープ幅12mmで比較すると100円以上の差がある。家庭で大量にラベルを作る機会は少ないので、購入頻度は少ないとはいえ、この価格差は気になるかも。
テープのサイズは互角
ピータッチはテプラより横幅はあるが、厚みはテプラより薄め*4。
ラベル作成時間も互角
テプラ(SR220)はキーボード付きで、使い始めるまでに時間がかからず、簡単なラベルはサクサク作れる。しかし、電池や電源を抜くとメモリに残らず、また1から作成しなければならない。
P-TOUCH CUBE PT-P710BTはBluetoothでスマホもしくはケーブルでPCに繋ぐ手間があるが、一度ラベルを保存しておけば、後で呼び出せるので、同じ様式のラベル作成は早い。
テプラ(SR220)が圧倒的不利のはずが、全然劣る箇所がない。フォントやデザインにこだわりがなければ、まだまだ現役で使えると判明した。