ネリノコモノ

ネリが使用する小物(ときどき大物)のレビュー

デジタルメモ KINGJIM ポメラ DM200 その2

今回の記事では、ポメラ DM200の良いところ/微妙なところを紹介する。

※ 使用頻度が低い機能は除く。

ポメラ DM200の良いところ

アウトライン、分割、比較表示/編集可能

ポメラ DM200 アウトライン 分割 比較

文章が長くなればなるほど、かかせない機能である。今まではPCでしていたまとめ作業を、ポメラ単体で出来るようになった。

白黒反転表示が出来る

ポメラ DM200 白黒 反転表示

「黒背景に白字」の方が、「白背景に黒字」より、バックライトのまぶしさを感じず、目の負担が少ない気がする(私感)。

見やすく、きれいなフォント

ポメラ DM5に比べると、断然見やすい。

ATOKが賢い

変換区切りを今までより長く出来るようになり、文書入力の効率が上がった。

ポメラ DM5のATOKは、賢いとはとても言えない仕様だったため、変換区切りを短めにしていたが、それでも、変換候補を見て、びっくりすることは多々あった。

キングジム公式ページの例.「桜のは長崎真下(さくらのはながさきました)。」

www.kingjim.co.jp

手持ちのポメラ2台*1で試してみたが、本当に例の通りの結果となった。

4種類の辞書を搭載している

国語、英和、和英、類語辞典内蔵。語意解説は少ないが、同音異義語や、英語のスペリングで迷った時などに、さっと調べられる。

キーボードの打ちやすさ、静音性

ポメラ DM5と比較すると、打鍵音が静かで、指への跳ね返りもソフトなので、打ち心地が良い。

ポメラ DM200の微妙なところ

充電ランプがない

本体外側からは、充電中/充電完了の見分けが付かない。電源を入れて、画面右下のバッテリーアイコンを確認する必要がある。

バッテリーアイコンの残量区切りがイマイチ

ポメラ DM200 バッテリー パーセント表示

残量のパーセント表示は、「menu」キー、「設定」、「本体情報」(写真中、上の赤枠)まで操作しないと、出てこない。

画面にはアイコン(写真中、右下の赤枠)で残量表示がされるが、私的にちょうど良い数値がない。30%-40%位で充電を行いたいが、一番近い数値のアイコンは、59%-30%である。

「本体情報」までたどり着くまでが面倒なので、ショートカットキーの一つを、ファンクションキーに割り当てたが、その分、キー1つで実行される貴重なショートカット割り当て枠が、マイナスとなってしまい、残念。

キーボードの傾斜

私の手のサイズは、他の人と比べて極端に小さく/大きくはない。しかし、画面が見やすい角度にヒンジを開くと、キーボードの傾斜が足りず、ホームポジションから、上の方にあるキーボードが、やや届きづらい。

ポメラ DM200 キーボード 傾斜

使用時は、ヒンジの下に、スマートフォン用ポーチを噛ませて、高さ調整をしている。

ポメラ DM200 キーボード 下敷き

保証に不安あり

1台目は、初期不良で電源が入らず、交換となった。他のポメラに比べて、故障が多い機種という情報を、ポメラ DM200を手に入れる前に仕入れていたが、あながち間違いではないようだ。

また、保証期間内であっても、不具合の内容に関わらず、有償修理になる記事を多く見かけた。むしろ、無償修理になったという記事を、今まで1本も見た事がない。

何年も使い続けている人もいれば、数か月で壊れてしまったという人もいるようで、今後、どの位持つのか心配である。

 

その3に続く

*1:ポメラ DM5とポメラ DM200

デジタルメモ KING JIM ポメラ DM200 その1

販売開始(2016年)から今まで気になっていたが、値段に躊躇して買わずじまい。2022年になり、3万円を切ったので、ようやく購入した。

www.kingjim.co.jp

以前このブログで紹介した、ポメラ DM5と同様*1、販売開始から5年以上経っての入手となった。

ポメラ DM5の記事は、下記をクリック。

neri5.hatenablog.com

外箱

ポメラ DM200 外箱

箱の中身

ポメラ DM200 中身

(左上から)USBケーブル、説明書、ACアダプタ、本体、保証書、キートップシール(親指シフト用)。

本体

ポメラ DM200 表

マットブラック。表面はさらっとしている。指紋がつきやすい。

ポメラ DM200 裏

手前に滑り止めのゴムが2カ所ついており、中央にシリアルナンバーの記載がある。

左側

ポメラ DM200 左側

SDカードスロットと、充電口(Micro-B)がある。(右側は何もないので、写真省略。)

開いたところ

ポメラ DM200 開いたところ

ヒンジ

開き具合(大小)で、キーボードの傾斜が変化する。

ヒンジの開き具合(大)=傾斜が大きくなる。

ポメラ DM200 ヒンジ(傾斜大)

ヒンジの開き具合(小)=傾斜が少なくなる(全くなくなる)。

ポメラ DM200 ヒンジ(傾斜小)

ポメラ DM5と比較

全体のサイズ

ポメラ DM200 ポメラ DM5 比較

キーボード全体の幅は、DM200の方が大きい。

キーのサイズ

ポメラ DM200 ポメラ DM5 比較(2)

DM200の方が大きいものもあれば、小さいものもあり、まちまちだった。

ケース(カバー)

ポメラに転用出来そうな、ちょうど良いサイズのケースが手元になく、専用ケースは値が張るので、下記動画を参考にさせて頂いて、自作した。

ひとりミシンちゃんねる:「ポメラカバーの作り方(DM100・DM200兼用) 」

www.youtube.com

自作ケース表

ポメラ DM200 自作 ケース

自作ケースを開いたところ

ポメラ DM200 自作 ケース(2)

裁縫が得意ではなく、バイアステープの両端をうまく縫えていないが、裏側はあまり見ないからと、自分に言い聞かせて気にしないことにする。

かかった費用は、布、接着キルト芯、面ファスナー、バイアステープで、約800円位。

※家にあった材料(ミシン糸、裏地、オリムパスのビニールキャンバス*2&刺繍糸)を除く。

www.olympus-thread.com

液晶フィルム

サンワサプライ液晶保護反射防止フィルム(キングジム pomera DM250/200用)」 を使用。

www.sanwa.co.jp

貼り位置を合わせるために、何度か貼ったり、剥がしたりしたが、フィルム中に入った気泡は、問題なく外に押し出せた。

視認性も良好。(保護フィルムを剥がした後の写真は全て、こちらのフィルムを貼り付けた状態で撮影している。)

値段も、他社と比べて安く*3、申し分ない。

 

その2に続く

*1:ポメラ DM5は、2010年販売開始。私が購入したのは2016年。

*2:クロスステッチ用キャンバスで、ステッチ後、カット出来る。

*3:ネット通販では、1,000円以下で購入可能。Amazonは、2022年8月25日現在、645円で販売している。